おしゃれな盛り付けのコツ|美味しそうに見えるテクニックをマスターして料理上手!

目次
レシピを参考にして一生懸命作った料理。
作り方は合っているはずなのに、見た目がイマイチでがっかりしたことはありませんか?
料理は味だけでなく、見た目も大事。
料理を美味しく見せるためのコツさえ掴めば、いつもの料理がお店のように素敵に変身します。
今回は、料理をもっと美味しそうに見せる「盛り付けテクニック」をご紹介いたします。
盛り付けのコツをマスターして、今日から「料理上手」になってみませんか?
いつもの料理がランクアップ!【盛り付けの効果】とは?
盛り付けを工夫すると、嬉しい効果があります。
- 美味しそうに見える
- 栄養バランスが整う
- 食べ過ぎを防止できる
最後にひと手間加えることで、いつもの料理が見違えるほど美味しそうになります。
栄養バランスも整い、目で見て満足できるので食べ過ぎを防止できる嬉しいメリットもあります。
盛り付けのコツ①:余白の効果を活かして盛り付ける
料理を盛り付ける時に意識したいポイントが、食器の余白です。
食器に対して、どれくらいの割合で盛り付けるかによって、その料理がもたらす印象が変わります。
見せたい印象に合わせて「余白の効果」を利用してみましょう。
余白を大きくする
食器に対して料理の割合が小さい場合、余白が大きくなります。
余白が大きくなると盛り付けられた料理に高級感が生まれるので、かしこまったシーンでの食事やイベントごとなどにおすすめです。
さらに、余白にソースを垂らしたりスパイスやハーブを散らすことによって、その効果がより高まります。
規則的に並べたり遊び心たっぷりにランダムに垂らしたりしてみたり、「お店のような盛り付け」にもチャレンジしてみてください。
余白を小さくする
一方、食器に対して料理の割合が大きい場合、余白が小さくなります。
余白が小さくなるとカジュアルな印象になるので、ワンプレートに主食と主菜・副菜を盛り付ける「カフェごはん」などをつくりたい時におすすめです。
汁物や味を混ぜたくないおかずがある時は、小さな小鉢などを重ねて使いましょう。
高さが出るのでボリューム感を演出することができ、一石二鳥です。
自宅でも取り入れやすいテクニックなので、ぜひお試しください。
盛り付けのコツ②:高さを出すように盛り付ける
料理を盛り付ける時は「高さ」を意識することがポイントです。
高低差があることでリズムが生まれ、料理全体が引き締まって見えるようになります。
高さを出すための工夫はいくつかあるので、料理ごとに応用してみてください。
食材を高く盛り付ける
汁気が少なく形が作りやすい食材は、盛り付ける時に高さを出しましょう。
立体感が出ることによって、同じ料理でも「いつものご飯」から一気に洗練された雰囲気に変わります。
また、高く盛った上にさらにアクセントとなるような食材を乗せるテクニックもおすすめです。
料理がさらに立体的に、引き締まって見えるようになります。
食材で土台にして高く盛り付ける
単品では高さを出しにくい食材は、下に土台を作ることで高く盛り付けましょう。
土台におすすめな食材は、野菜のグリルやマッシュポテトなど、料理に合ったものを選んでみてください。
アイディア次第でお店のような仕上がりになります。
器を使って高く盛り付ける
食材で高く盛り付けることが難しい料理の場合は、器を使って高さを出すこともおすすめです。
脚付きのグラスや、深めのボウルなどに盛り付けてみましょう。
器だけで高さを作ることができるので、手軽に取り入れることができます。
盛り付けのコツ③:彩り良く盛り付ける
美味しそうに盛り付けるためのポイント3つ目は、「彩り」を意識することです。
色鮮やかな見た目は、「美味しさ」や「からだに良い」にも直結しています。
目で見て美味しい料理は、からだにも嬉しい料理。
彩り良く盛り付けることは、実はとても理にかなっていると言えます。
美味しそうに見える色とは?
食材の中でも、白色はご飯やパンなどの炭水化物、茶色は肉や魚などのタンパク質の色であることが多く、地味な見た目になってしまいがち。
その白と茶に加えて、「赤・緑・黄」の3色を取り入れることを意識してみましょう。
料理が彩りよく、華やかに見えるようになります。
調理の過程で取り入れられなかった場合は、ソースや添え物としてトッピングすることもおすすめです。
この3色が使われている料理が美味しそうに見える理由は、その色の食材が持つ栄養素に隠されていると言われています。
盛り付ける時は、3色のうち最低でも1色が入っているかどうか、注目してみてください。
赤色を取り入れる
暖色系の食材には、食欲を増進させる視覚効果があり、料理をより美味しそうに見せることができます。
とくにトマトや人参、赤パプリカ、ラディッシュなどに代表される赤色の野菜には、免疫力をアップさせる栄養素が豊富に含まれています。
トマトをソースにして掛けたり、人参のラペ、パプリカやラディッシュのピクルスなどを添えるのもおすすめです。
健康のためにも、積極的に取り入れましょう。
緑色を取り入れる
野菜に代表される緑の食材はサラダだけではなく、ハーブや薬味として取り入れることも手軽でおすすめです。
とくに食材の上に乗せるように彩りを添えると、よりいっそう料理を引き立たせる効果があります。
緑の濃い「緑黄色野菜」には、アンチエイジングの効果があるカロテンが豊富で、栄養価の高さも注目したいポイントです。
乾燥させて販売されているものも多く便利に活用できますが、ぜひ生のもので取り入れてみてください。
栄養の面でも、料理をランクアップさせることができます。
黄色を取り入れる
黄色い食材と言えば、黄パプリカやトウモロコシといった野菜をはじめ、卵や大豆、レモンやマンゴーなど、様々なジャンルの食材が挙げられます。
色としての主張がそれほど強くないので、調理する過程から取り入れやすいところも特徴です。
黄色の食材にはビタミンB2が豊富に含まれていることが多いので、美肌にも効果的。
フルーツで取り入れる場合はビタミンCが豊富なところも嬉しいポイントです。
盛り付けのコツ④:器づかいを工夫する
料理に合わせて使い分けたい器の種類。
色や素材など、見せたい印象に合わせた器選びも楽しみの1つとしてみてください。
器の色の効果を活かす
器選びの中でも、色が料理の印象に及ぼす効果は絶大です。
とくに「白」と「黒」の器は、どんな料理にも合う汎用性の高さが魅力。
用意しておくと重宝すること間違いなしです。
白い器の効果
白い器には、料理を引き立てる効果があります。
器が食材の色を邪魔しないので、食材の色をダイレクトに見せ、料理そのものを際立たせるメリットがあります。
一方で、料理自体の色が乏しい場合は少し寂しい印象になりがちです。
「ワンプレートごはん」など数種類のおかずを一緒に盛り付ける時や、食材の種類を多く使った料理を盛り付けたい時におすすめです。
また、他の食器とのバランスも取りやすいので、柄や色の印象が強くメインになるような器と一緒に使う場合にも重宝します。
黒い器の効果
黒い器には、料理に高級感を与える効果があります。
白い器同様、食材の色を邪魔せずに素材の色を引き立てる作用があるので、汎用性が高くおすすめです。
とくに、刺し身や煮物といった和食にピッタリ。
黒い器は、マットな素材感なのか、ツヤのある素材感なのかによっても印象が変わります。
マットな黒は洋食器とも合わせやすいので、用意しておくと重宝するでしょう。
柄の多い器を取り入れる
パッと目を引く「柄の多い器」。
和の伝統模様や北欧柄など、近年とくに柄のある食器が注目されています。
一見難しそうに思えますが、料理を盛り付けてみるとその使いやすさに驚くはず。
シンプルな料理のときは、器の効果を利用してみましょう。
白と黒の器との相性も良いので、ぜひ取り入れてみてください。
素材を活かした器を選ぶ
和食器などに多い、素材を活かした器の数々。
土そのものの温かみが感じられる器や、他にはない個性がみられる作家物の器など、お気に入りを見つける過程も楽しみの1つです。
盛り付ける料理は和食に限らず、どんなものでも「様になる」ところも魅力です。
「プレートと小鉢」など、サイズ感の違うものを組み合わせるとバランスが取りやすくおすすめです。
アイテム使いを工夫する
美味しそうな盛り付けに欠かせないポイントが、おしゃれなアイテム使いです。
「料理はお皿に盛るもの」という固定観念を取り払って、様々なアイテムを取り入れてみましょう。
例えば、木目が活かされた「カッティングボード」や、マットな質感が魅力の「スレートプレート」、「籠」などの天然素材は食材との相性抜群です。
一口サイズの盛り付けが可愛い「アミューズスプーン」を使ったテクニックも実はとても簡単。
ぜひ取り入れてみてください。
盛り付けのコツ⑤:おしゃれ食材を取り入れる
料理を美味しそうに見せる「盛り付けテクニック」最後は、「おしゃれな食材を取り入れる」です。
最近スーパーでもよく見かけるようになった「おしゃれ野菜」や「食用花」、「変わった形のパスタ」など。
盛り付けのポイントとなる食材を取り入れることで、料理にいっそう華やかさがプラスされます。
おしゃれ野菜を取り入れる
取り入れることで、いつもの料理がお店のようになる「おしゃれ野菜」。
普段よく目にする野菜と違って色や形に特徴があるものが多く、ぜひ取り入れたい食材です。
それぞれの野菜の特徴を活かせるよう、あまり手を加えずに盛り付けることもポイントです。
緑をプラスするおしゃれ野菜
緑色のおしゃれ野菜はどんな料理にも合わせやすい万能食材です。
選択肢も広いので、食事のテイストに合わせて味や歯ざわりなどにも目を向けて選んでみてください。
- ロマネスコ
- カリフローレ
- ズッキーニ
- ケール
- 芽キャベツ
- スイスチャード
- チコリー
- プチヴェール
赤色をプラスするおしゃれ野菜
赤色をプラスする食材は、目を引く華やかさが特徴。
酢漬けにすることで、綺麗な赤を保てるものが多いので、常備菜としてストックしておくと便利です。
また、イチゴやラズベリーなどのベリー類も料理に合わせやすくおすすめ。
「デザートではないのにフルーツ」という意外性がおしゃれポイントになります。
- 赤玉ねぎ
- 紫大根
- 金時人参
- 紫キャベツ
- 紅オクラ
- ビーツ
- 紅芯大根
黄色をプラスするおしゃれ野菜
黄色いおしゃれ野菜は耳馴染みがないものも多いですが、一捻りした盛り付けにしたい場合におすすめ。
最近は取り扱いも増えているので、ぜひ探してみてください。
- コリンキー
- バターナッツかぼちゃ
- イエローズッキーニ
- ヤングコーン
- イエロートマト
いつもの食材の使い方を工夫する
いつもの食材でも、調理法や盛り付け方を工夫することで、盛り付けた時にアクセントにすることができます。
例えば、茹でて使うことが多いウズラの卵も、小さな目玉焼きにすることで盛り付けのポイントとなります。
緑色が鮮やかなスナップエンドウも、2つに割いて盛り付けるなど、ひと工夫加えて盛り付けを完成させましょう。
まとめ:盛り付けテクニックをマスターして料理を楽しもう
今回は、料理を美味しそうに見せるコツをご紹介いたしました。
重要なポイントは「余白・高さ・彩り・器・おしゃれ食材」です。
今日から取り入れられる簡単なコツばかりなので、ぜひチャレンジしてみてください。
料理上手は盛り付け上手。
盛り付けテクニックをマスターして料理を楽しみましょう。