- 節約術
そうめんの余りを美味しく食べるバリエーション!年中いつでも使える飽きないレシピ

目次
1つるりとしたのど越しが暑い日には嬉しいそうめん。
茹でる時間が1分程度と短いのですぐに食べられますし、乾麺の状態なら年単位で日持ちするので保存食にもなります。
しかしめんつゆと薬味だけの食べ方では栄養も偏ってしまいますし、何よりも飽きてしまいます。
具や汁のバリエーションを覚えれば、そうめんの世界が一気に広がります!
お家で簡単に作れるアレンジレシピを紹介しますので、ぜひ試してみてください。
そうめんの食べ方にバリエーションがほしい
そうめんの食べ方をアレンジする時の考えるポイントは、
- そうめんのつけ汁をアレンジする
- まぜそばのように調味料を和えて食べる
- うどんのように温かい汁に入れて食べる
- 茹でた、または乾麺のそうめんを使っておかずを作る
この4点を意識すると、簡単にバリエーションをつけられます。
あとは相性のいい食品を探して組み合わせるだけでOK。
そうめんは小麦粉と塩でできたシンプルな味なので、イメージしなかったような食材とも意外と合うのです。
そうめんのつけ汁のバリエーション
そうめんのベーシックな食べ方を変えずに、つけ汁に変化を出したアレンジです。
冷たい汁だけでなく、温かい汁でつけ麺風になるレシピもあります。
レシピは1人前のつけ汁分となっていますので、そうめんはお好みの量を準備してください。
冷や汁風つけ汁そうめん
日本の各所で食べられている郷土料理「冷や汁」は、実はそうめんにも合います。
味噌ベースの冷たい汁にたくさんの具を入れて食べましょう。
夏バテ防止にも向いているアレンジメニューです。
材料(1人前)つゆのみ
つゆ
- めんつゆ…100ml(濃縮のものを使う場合は水と合わせて100mlになるようにする)
- みそ…大さじ1
- すりごま(白)…大さじ2
- 鶏ガラスープ…小さじ1/2
トッピング具材
- きゅうり…半分
- 塩…少々
- ツナ缶…1/2缶
- 豆腐…1/4丁
- みょうが、大葉…お好みで
作り方(所要時間:15分)
- きゅうりを薄い輪切りにして、塩を振ります。しんなりしたらきゅっと水気を絞っておきます。豆腐も一口大にちぎっておきましょう。
- すりごまと味噌をよく混ぜます。
- アルミホイルで作った皿などに02をならして、トースターで5分ほど焼きます。トースターが無い場合はフォークに02を塗って、コンロで炙ります。どちらも焼き目がついたらOK。
- ボウルに03とめんつゆ、鶏ガラスープを入れて混ぜます。全体が混ざったら豆腐、きゅうり、ツナなどの具を入れて完成。
塩スープつけ汁そうめん
めんつゆの味に飽きたら、つゆを自分で作ってみましょう。
家にあるもので簡単に作れる塩系スープは冷やしても温かくても美味しく食べられます。
具材にはネギ、サラダチキン、刻んだキムチ、ごまなどがおすすめです。
材料(1人前)つゆのみ
- 水…100ml
- ごま油…大さじ1
- 鶏ガラスープの素…小さじ2
- 塩…小さじ1/2
- にんにくチューブ…小さじ1/2
作り方(所要時間:5分)つゆの冷やし時間除く
- 鍋に材料を入れて混ぜ、煮立たせます。スープの素が溶けるように軽く混ぜ合わせましょう。
- 温かいつけ汁なら完成。冷たくしたい場合は粗熱を取ってから冷蔵庫で30分ほど冷やしてください。
あったかい鳥南蛮つけ汁そうめん
冷え防止に温かい汁でそうめんを食べるのはいかがですか?
そうめんは細くて温めると伸びやすいですが、つけ汁が温かいだけなら麺が伸びにくくなります。
鶏肉とネギをしっかり食べられる鳥南蛮のつけ汁は、そうめん以外にもそば・うどんとも相性が抜群です。
材料(1人前)つゆのみ
- めんつゆ…100ml(濃縮のものを使う場合は水と合わせて100mlになるようにする)
- 調理酒…大さじ1
- 鶏肉(むね、ももどちらでもお好みで)…80g
- 長ネギ…1/3本
- 柚子胡椒…お好みで
- 塩、コショウ…少々
- サラダ油…少々
作り方(所要時間:15分)
- ネギを3cmくらいの長さに切り、鶏肉は一口大に切ります。
- 鍋にサラダ油を引き、鶏肉とネギを炒めます。鶏肉の色が白っぽくなったら塩、コショウで軽く味をつけます。
- ネギに焼き目がついたら酒、めんつゆを入れて煮立たせて完成。お好みで柚子胡椒を添えてください。
汁なしそうめんのバリエーション
まぜそばやパスタのようにそうめんそのものに味をからめて食べてみましょう。
手軽なのに食べ応えもある満足メニューです。
そうめんを冷たくしても暖かくしてもおいしく食べられるレシピです。
釜玉風そうめん
たまごを絡めて食べる、TKG(卵かけごはん)のそうめん版です。
トッピングには納豆、キムチ、明太子、しらすなどのご飯に合うものがほぼ合います。
お家にあるものでささっと作れてなんでも乗せられる、超簡単バリエーションのベースになるメニューです。
材料(1人前)
- そうめん…1束
- 卵…1個
- ごま油…大さじ1
- 鶏ガラスープ…小さじ2
- ネギ、ごま、刻みのり、鰹節など…お好みで
作り方(所要時間:5分)
- そうめんを茹で、ざるにあげて水気を切っておきます。
- そうめんにごま油と鶏ガラスープを和えます。(調味料をめんつゆ大さじ2に変えてもおいしいです)
- 卵とトッピングを乗せて完成。全体に混ぜて食べましょう。
まぜそば風そうめん
濃いめのタレで、そうめんなのにがっつり食べられるメニューになっています。
ひき肉炒めや豚しゃぶなどの肉系の具材や温玉などのトッピングでパワーをつけましょう。
大葉や水菜などさっぱりした葉物野菜とも相性がいいです。
材料(1人前)
- そうめん…1束
- めんつゆ(3倍濃縮の場合)…大さじ1
- ごま油…大さじ1
- オイスターソース…大さじ1/2
- しょうゆ…大さじ1
- 酢…大さじ1/2
- にんにくチューブ…2cm
- 豆板醤…小さじ1/4(お好みで)
トッピング具材(ひき肉そぼろ炒め)
- ひき肉…50g
- にんにくチューブ…1cm
- しょうがチューブ…1cm
- しょうゆ…小さじ1
- 砂糖…小さじ1/2
- サラダ油…少々
作り方(所要時間:20分)
- 先に具材を作っておきます。フライパンに油をひき、しょうが・にんにくチューブとひき肉を炒めます。
- 火が通ったらしょうゆと砂糖で味をととのえます。
- そうめんを固めに茹でます。茹であがったそうめんはざるにあげておきましょう。
- 他の調味料を全てまぜて器に入れます。そうめんと具材を乗せて完成。
温かいそうめんのバリエーション
かけうどんのように温かい汁で食べるそうめん(にゅうめん)は消化にもよく体力がない時に重宝するメニューです。
今回はスタンダードなにゅうめんではなく、変わり種でエスニック風のレシピをご紹介です。
今回のレシピはどちらもそうめんを別茹でします。
汁作りに時間がかかりそうな場合は、ざるにあけたそうめんは流水で粗熱を取っておきましょう。
フォー風にゅうめん
フォーはベトナムの麺料理です。
鶏だしのさっぱりとしたスープにナンプラーやパクチーなどの風味がきいていて食欲をそそります。
ナンプラーやパクチーは食材は他の物で代用できるレシピになっているので、わざわざ専用で買わなくても再現ができますよ。
パクチーが苦手な人は他の香味野菜を使ってみてください。
材料(1人前)
- そうめん…1束
- 水…400ml
- 調理酒…大さじ2
- 鶏ガラスープの素…小さじ2
- しょうがチューブ…1cm
- ナンプラー…大さじ1(しょうゆ2:レモン汁1で代用OK)
- 塩、コショウ…少々
トッピング具材
- サラダチキン(プレーン)…50g
- パクチー(大葉、三つ葉などの香味野菜で代用OK)…10g
作り方(所要時間:10分)
- パクチーの根元を切り、3cmくらいに切る。サラダチキンを食べやすい大きさにほぐしておく。
- そうめんを固めに茹でます。茹であがったら器によけておきます。
- 鍋に水、調理酒、鶏がらスープの素、しょうがチューブ、ナンプラーを入れて沸騰させ、塩、コショウで味を整えます。
- 02に03をかけ、具材をのせたら完成。
酸辣湯風にゅうめん
酸辣湯(サンラータン)は酸味のある四川風中華風スープ。
とろみのある辛いスープが特徴的です。
酢には疲れを取る効果や食欲促進効果があるので夏バテ防止にもおすすめのメニューです。
きのこ系、豆腐、にんじん、わかめ(きくらげ)、肉など、具材は意外となんでも合うので、家にあるものでいろいろ試してみてください。
材料(1人前)
- そうめん…1束
- 水…300ml
- 酢…大さじ2
- めんつゆ(3倍濃縮の場合)…大さじ2
- 鶏ガラスープの素…大さじ1
- 卵
- 片栗粉、水…各大さじ1
- 塩、コショウ…各少々
- ラー油…お好みで
具材
- ネギ…1/3本
- しいたけ…1枚
- トマト…1/4個
作り方(所要時間:15分)
- 具材を切ります。ネギは小口切りに、しいたけはスライスして、トマトは角刈りにします。
- そうめんを固めに茹でます。ざるにあけて軽く流水で熱をとっておきましょう。
- 鍋に水、めんつゆ、鶏ガラスープの素を入れて火にかけます。沸騰したらトマト、しいたけを加えます。
- 具材に火が通ったら水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。
- そうめんをくわえ、麺を軽くほぐします。溶き卵と酢を回しかけて、塩とコショウで味を整えます。
- 器に盛り、ネギをのせ、お好みでラー油をかけて完成。
そうめんおかずのバリエーション
茹でたそうめんは冷蔵庫で2~3日ほど持ちますが、コシがなくなってしまうので早めに食べきるのがおすすめです。
麺として食べるのに飽きてしまったら、おかずとして食べるのはいかがでしょうか。
乾麺のままのそうめんも揚げ物の衣にするなど、活用することができます。
そうめんチヂミ
そうめんを生地のベースにしてチヂミに大胆アレンジします。
具材に余った薬味を使ってもおいしいので無駄がありません。
おかずにもおつまみにもなるうれしい一品。チーズやキムチを入れてもおいしくなります。
材料(1人前)
- 茹でたそうめん…1食分
- ニラ…1/4束
- 卵…1個
- 小麦粉…80g
- 水…1/2カップ
- 鶏ガラスープの素…小さじ1
- ごま油…大さじ1
作り方(所要時間:15分)
- ニラを2~3cm程度の長さに切ります。そうめんはかるく水をかけてほぐし、細かく切ります。
- 小麦粉、鶏ガラスープの素、卵、水を入れて混ぜます。さらに01を加えて全体にからむように混ぜ合わせます。
- フライパンにごま油を引いて熱し、02を広げるように入れて中火で焼きます。
- 両面を焼いたら完成。タレはポン酢などがおすすめです。
そうめん衣のささみフライ
こちらは乾麺のままのそうめんを活用したレシピです。
パン粉の代わりに使うことで普段の揚げ物とは違ったパリパリの食感になります。
今回はささみフライにしましたが、もちろん揚げ物なら何でもOKです。
材料(ささみ4本分)
- そうめん(乾麺)…1束
- 鶏ささみ…4本
- 卵…1個
- 小麦粉…大さじ2
- 水…大さじ1
- 塩、コショウ…少々
- サラダ油(揚げ物用)…適量
作り方(所要時間:20分)
- そうめんをジッパーバッグ袋に入れて細かく砕きます。
- 水、卵、小麦粉を混ぜ合わせておきます。
- ささみの筋を取ります。塩、コショウで下味をつけておきます。
- 02の液にささみをつけ、砕いたそうめんをまぶします。
- 180℃の油でキツネ色になるまで揚げて完成。
まとめ:そうめんは料理のバリエーションを知ったら年中食べられる便利食材!
夏のイメージが強いそうめんですが、実は食べ方次第で季節を問わず食べられる常備食材です。
シンプルな味と使いやすい食感から何にでも合わせることができて便利な食材です。
パスタやうどんなど、他の麺料理を参考にすると味付けやトッピングのバリエーションがどんどん増えるでしょう。