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一人暮らしはハンモックでくつろいでみよう!選び方のコツや置き場所のポイントを要チェック

目次
キャンプやアウトドアなど、屋外で使うイメージの強いハンモックですが、最近ではインテリアとして部屋の中に設置する方が増えています。
ソファやベッドとは違った包まれるような心地よさと、そのおしゃれな見た目から、一人暮らしの方にもハンモックの愛用者がたくさんいます。
一人暮らしのように部屋の広さに限りがある場合は、省スペースや収納のしやすさをポイントにハンモックを選んでみましょう。
今回は、一人暮らしの方にぴったりなハンモックの選び方や、おすすめの置き場所などをご紹介します。
部屋にハンモックを取り入れたい人は是非参考にしてみてください。
一人暮らしの部屋にハンモックを置くメリットとデメリット
ゆらゆら揺れて心地よい寝心地のハンモックは、くつろぎタイムに最適です。
しかし、ハンモックはコンパクトなものでもそれなりのサイズ感があります。
他にも、意外なメリットやデメリットがあるので、確認してみましょう。
ハンモックを置くメリット
ハンモックは部屋に置くだけでまるでリゾート地のようなおしゃれなインテリアになります。
しかし、それ以外にも実は様々なメリットがあるのです。
揺らぎによるリラックス効果はもちろんですが、ベッド替わりの寝具にすることで肩や腰など、体の痛みが軽減されることがあります。
これは、ハンモックが身体をすっぽり包み込み、自分の体重によって無理のない体勢がとれるからです。
また、宙に浮いているので汗をかきにくく、蒸れにくいのも魅力です。
たとえ汗をかいて汚れても、布製のものであれば洗濯機で丸洗いすることもできるので衛生的です。
折りたたみできるタイプであれば、使用しないときはコンパクトにして収納できるので便利です。
ハンモックを置くデメリット
ハンモックにはその特徴ゆえのデメリットもいくつかあります。
ハンモックの最大の特徴である「揺らぎ」は、三半規管の弱い人にとっては不快な揺れになるかもしれません。
乗り物しやすい人は、ハンモックを使用してもリラックスできなかったり、寝つきが悪くなる人もいます。
また、通気性の良さゆえに、冷えやすくなってしまい、冬場などの使用に向かないこともあります。
さらに、ハンモックはコンパクトなサイズを選んでも、それなりに場所をとってしまいます。
一人暮らしの部屋にはスペースに限りがあることが多く、生活必需品で部屋がいっぱいになってしまうと、ハンモックを置く余裕がないかもしれません。
一人暮らしにぴったりなハンモックの選び方
ハンモックには、設置の仕方やサイズ、素材など様々な種類やタイプがあります。
賃貸などの一人暮らしの部屋に置くハンモックを選ぶときのポイントは、部屋のスペースに合うことと、部屋を傷つけないことです。
また、お手入れのしやすさや収納のしやすさなども重要になります。
機能的なものであれば、省スペースにつながるだけでなく他の家具として使えるので便利です。
ハンモックのタイプで選ぶ
ハンモックには自立式と吊り下げ式の2つのタイプがあります。
一人暮らしの部屋はスペースが限られていることが多いので、設置する場所を想定して、どちらのタイプが良いか選びましょう。
また、ハンモックには横になれるベッドタイプと座ることができるチェアタイプがあります。
ハンモックをどのような用途で使いたいかを考え、ライフスタイルに合うハンモックを選びましょう。
自立式
自立できるように土台がついており、ハンモックを天井に吊るす必要がないタイプです。
賃貸のアパートなどで一人暮らしをしていると、天井や壁にアンカーボルトなどの器具を付けられないことがほとんどです。
自立式であれば、部屋を傷つけることなくハンモックを楽しめます。
また、ハンモックが固定されないので自由に移動できるのも便利です。
部屋の中だけでなく、ベランダに移動させたりアウトドアなどの屋外でも使用できます。
ただ、吊り下げ式よりもスペースをとるので、ある程度部屋に余裕がないと設置は難しいかもしれません。
吊り下げ式
壁や天井にアンカーボルトなどを取り付けて、吊り下げて設置するタイプです。
ハンモックといえば、このタイプを想像する人が多いようです。
一人暮らしの部屋であっても、もともと梁や柱が露出している部屋であれば、そこに結び付けるだけで良いので、アンカーボルトを打ち込む必要はありません。
吊り下げ式は自立式のような土台がなく、宙に浮いている状態なので、床のスペースをそれほど圧迫しません。
また、取り外して畳めばかなりコンパクトになるので一人暮らしであっても収納場所に困りません。
ハンモックチェア
ベッドタイプではなくチェアタイプであれば、一人暮らしの部屋でもそれほどスペースを気にせず設置が可能です。
椅子やソファの代わりに使えるので、様々なシーンで活躍します。
ゆったり座って読書やゲームを楽しんだり、パソコンを膝に置いて作業することもできます。
ハンモックチェアにも自立式と吊り下げ式があるので、部屋に設置可能なタイプを選びましょう。
また、ハンモックチェアはインテリアとして映えるようなおしゃれなデザインが多いのも特徴です。
ハンモックのサイズで選ぶ
ハンモックには、一般的には次の3つのサイズがあります。
一人で使用する場合でも、大きなサイズを使用するとさらにゆったりとくつろげるのでおすすめです。
ただし、一人暮らしの部屋は、スペースが限られることが多いので、設置可能なサイズがどうかを事前に確認しておくことが大切です。
せっかく購入したハンモックが部屋を圧迫してしまい、住みにくくなるようなことがないように注意しましょう。
シングルサイズ
一人でくつろぐのに最適なのがシングルサイズです。
体がすっぽり包み込まれるので体勢が安定し、落ち着いてリラックスできます。
また、サイズもコンパクトなので、一人暮らしの部屋でもスペースをとりすぎません。
シングルサイズであれば、安いものなら5,000円台から購入できます。
お金とスペースを最小限にして一人暮らしの部屋でハンモックを楽しみたい方におすすめです。
ダブルサイズ
大人二人がゆったりくつろげるサイズなので、友人や恋人を招いて一緒にハンモックを楽しめます。
もちろん、ダブルサイズに一人でゆったりと横になるのも広々としておすすめです。
また、ダブルサイズのハンモックは耐荷重が大きめに作られていることが多く、大柄な人でも安心して使用することができます。
さらにダブルサイズは幅が広いので、チェアとして座ることも可能です。
ダブルサイズのように耐荷重が大きなものは、折りたたみ式ではなく組み立て式が多いので、部屋に出しっぱなしにできるほどのスペースが必要になるでしょう。
ファミリーサイズ
一般的なハンモックの中で、一番大きなサイズです。
1~3人まで乗ることができるので、一人で乗るとかなりの余裕があり、贅沢な気分を味わえます。
また、ハンモックで寝てしまっても、寝返りなどによって落ちる心配がないので安心です。
漫画を置いたり、スマホやパソコンを持ち込んだりと、まるでベッドの様に使うことができます。
一人暮らしの部屋であっても、部屋に6畳のスペースがあれば設置可能な場合がほとんどです。
ハンモックの素材で選ぶ
ハンモックに使われている素材には様々なものがありますが、主に次の3つが主流です。
それぞれ強度やお手入れのしやすさ、肌触りやデザイン性などが異なるので、好みに合うものを選びましょう。
一人暮らしの場合は、収納のしやすさやにも注目すると、使用しないときにも場所を取りすぎることがありません。
コットン
ハンモックに肌触りの良さを求めるのであれば、コットンがおすすめです。
コットンは柔らかいだけでなく、避けにくい性質があるので耐久性も期待できます。
ただし、コットンは水分や汚れに弱い性質があります。
コットンの性質上、洗濯や乾燥にとても時間がかかるので、室内で使用して汚さないように注意しましょう。
ハマクテック
ハマクテックは、紫外線に強く、耐水性や速乾性も高い化学繊維の素材で、アウトドアで使用することを目的に開発されました。
肌触りの良さはコットンに劣りますが、手入れがしやすいので一人暮らしの部屋にもおすすめです。
キャンプやアウトドアでの使用をメインに作られているので、カラフルで明るい色合いの生地が多いのが特徴です。
紫外線に強いので、ベランダに移動させても劣化を気にせず楽しめます。
パラシュートシルク
パラシュートシルクは、パラシュートに使われている素材です。
他の生地に比べて耐久性に長けており、水分にも強いので濡れてもすぐに乾きます。
また、汚れても軽く拭き取るだけで落ちるので、お手入れが簡単なのも特徴です。
耐荷重も大きめに設定されてることが多く、大柄な人でも安心して使用できます。
ただし、パラシュートシルクの素材は薄いので、厚手の生地のハンモックが好きな方にとっては、満足できる寝心地にならないかもしれません。
ハンモックの機能性で選ぶ
一人暮らしの場合は、部屋の広さや目的に沿って、自由に形態を変えらえるハンモックもおすすめです。
ベッド、チェア、ハンガーラックというように、3つの使い方ができる3wayハンモックであれば、ハンモックとして使うほか、洗濯ものを干すこともできます。
ゆったりくつろぎたい時にはハンモックにして、来客時やハンモックを使用しないときには収納用品として使うことで、省スペースにつながります。
多機能のハンモックを選ぶと、一人暮らしの部屋でも快適にハンモック生活を楽しめます。
一人暮らしにおすすめのハンモックの置き場所
ハンモックを購入したいけれど、置き場所に悩む人も少なくありません。
一人暮らしに多いワンルームであればスペースを確保するだけで良いのですが、部屋が2つ以上あるならば、レイアウトを見直してライフスタイルに合った場所にハンモックを置きましょう。
室内に限らず、ベランダやバルコニーがあれば、屋外でもハンモックを楽しめます。
リビング
ゆっくりテレビを見たり読書をしたい場合にはリビングにハンモック設置してみてはいかがでしょうか。
チェアタイプであれば、ハンモックで軽食を摂ることも可能です。
デザイン性の強いハンモックであれば、リビングのインテリアの主役になってくれます。
一人暮らしの場合は、リビングのインテリアを自由にレイアウトできるので、一番くつろぎたい部屋にハンモックを置きましょう。
寝室
寝る前のひと時をゆっくり楽しみたい方には、寝室にハンモックを設置することをおすすめします。
ハンモックに慣れてきたら、思い切ってベッドとして使ってみるのはいかがでしょうか。
ハンモックを寝具にすることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、実はメキシコでは大半の人がハンモックをベッドにして使っているそうです。
就寝時以外には折りたたんだり畳んで収納しておくことで、かなりの省スペースになります。
ベランダ
ハンモックを置けるスペースがあれば、ベランダやバルコニーに置くのもおすすめです。
春や秋などの過ごしやすい季節であれば、快適にくつろぐことができます。
小さなサイドテーブルを持ち込めば、読書やお酒もゆったりと楽しめます。
ハマクテックやパラシュートシルクの素材であれば、雨にぬれたり汚れてもお手入れが簡単です。
まとめ:一人暮らしだからこそハンモックを楽しもう!
一人暮らしの部屋でもハンモックを置くことは可能です。
部屋のスペースを考えてサイズを選んだり、肌触りや耐久性などの特性を重視して選んでみましょう。
ハンモックは生活必需品ではありませんが、くつろぎタイムを充実させたい方にはおすすめのアイテムです。
ハンモックに慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、使っていくうちにあなたの生活に欠かせない大切な相棒になるかもしれません。