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家飲みで気をつけたい!太らないお酒の種類や飲み方って?

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近年テレワーク化が進んだこともあり「飲み始める時間が早くなった」「お酒を飲む量が増えた」など、家でお酒を飲む「家飲み」をする人が増えています。
一人でテレワーク後の早い時間からお酒を楽しんだり、時には仲の良い友人を招いておつまみをつまみながらお酒を楽しんだりと、リラックスして楽しめるのが家飲みの魅力です。
しかし、テレワークで外出の機会が減ったのにお酒の量は増えたという方が気になるのはやはり、お酒で太ってしまうのではないかという心配ではないでしょうか?
そこで今回は、家飲みで太りにくいお酒の種類や飲み方についてご紹介していきます!
お酒は太る?太らない?お酒の種類ごとのカロリー量!
ほとんどの食べ物にはカロリーがあり、健康や体型に気を遣う人ほどカロリー量を気にしますよね。お酒にも当然、カロリーがあり飲むお酒の種類によってカロリーの高い低いがあります。
各アルコールの種類のカロリーは次の通りです。なお表示は全て100mlあたりとなっています。
- ビール…約40kcal
- ワイン(赤/白)…約73kcal
- 日本酒…約105kcal
- 焼酎(乙類)…約145kcal
- 梅酒…約156kcal
- 焼酎(甲類)…約205kcal (サワー等には焼酎甲類が使われています)
- ウイスキー…約237kcal(ハイボールはウイスキーが使われています)
- ウォッカ…約240kcal
- ラム…約240kcal
- ジン…約284kcal
一見、お酒太りの代表的存在のビールのカロリーが突出して低いという意外な結果に見えます。
しかし、これは100mlのカロリー量なので低カロリーに見えるビールはグラス一杯に換算するとウイスキーなど、少量ずつ飲んだり他の飲み物と割って飲む蒸留酒よりもビールの方がカロリーは高くなります。
ちなみにビールは350mlあたり150kcalとなるのに対し、ハイボール一杯に使用するウイスキーの量45mlあたり106kcalとなります。
アルコールは「エンプティカロリー」だから太らない?
ビール350mlあたり150kcalとなるとコンビニのおにぎり一個分程度のカロリーがあるのですが、実はお酒のカロリーは「エンプティカロリー」だから太らないという説があります。
お酒が好きな方であれば一度は聞いたことがあるかもしれませんが、「エンプティカロリー」とは内訳に脂質などの栄養素が含まれていないカロリーのことで、体内に蓄積される必要のないカロリーのため摂取しても優先的にエネルギーとして消費されます。
つまり、お酒のカロリーの大半の脂質は体内に蓄積されることがないため、お酒自体が直接的に太る原因にはなりにくいとのこと。
ではなぜお酒を飲むと太るというイメージがあるのでしょうか?それは、飲酒が太るのではなく、食欲を増進させる作用があるからだと言われています。
お酒太りはお酒と一緒に食べるおつまみが原因!
エンプティカロリーは、優先的にエネルギーとして消費されるカロリーです。つまり、お酒のカロリーが消費されるまでの間は他から摂取したカロリーを消費しづらくなるです。その結果、余ったカロリーは脂肪として蓄積されているのです。
さらにアルコールを飲むと胃液の分泌が増え食欲が増します。さらに、早く代謝されるため脳がいつまでも低血糖だと勘違いしてしまうため食欲が増進してしまいます。特にビールやサワー系飲料に含まれる炭酸ガスは胃壁を刺激し胃の活動を活発化するため、お酒を飲むと食べ過ぎてしまうといった現象が起きるのです。
もちろんエンプティカロリー=カロリーゼロというわけではありませんが、お酒自体が太る直接な原因ではなくアルコールがもたらす作用によってつい食べ過ぎてしまうおつまみが太る原因なのです。
お酒を飲むと高カロリー高たんぱく質な食べ物を欲する!
お酒を飲むと「シメにラーメンが食べたくなる!」という経験をした方も多いのではないでしょうか?
これはアルコールを分解するときに使われるエネルギー源である糖質(炭水化物)の消費とアルコールによる利尿作用により尿と一緒に塩分が体外に排出してしまうためです。
つまり、人体は消費したエネルギーと失われた塩分を補おうと高カロリー高たんぱく質の食べ物を欲してしまうのです。
お酒自体が太らないわけではない!太らないお酒の種類や飲み方は?
お酒自体が直接的な太る原因ではないにしても、お酒自体にもカロリーはありますし、お酒を飲むことでついおつまみを食べ過ぎて、お酒とおつまみ両方のカロリーを摂取し過ぎてしまいます。そのためお酒太りが解消しない人も多いことが事実です。
では、実際にお酒で太らないためにはどのような対策をすると良いのでしょうか?
①糖質の少ないお酒を選ぶ!
お酒自体は太る原因にはなりにくいということでしたが実際はお酒の中にもアルコール由来の糖質(炭水化物)を多く含むものがあります。このようなお酒は糖質が脂肪のもとになってしまうため大量に摂取すれば当然太る原因となってしまいます。
お酒の種類ごとの炭水化物量は以下の通りです。
【炭水化物量(100mlあたり)】
- 梅酒…約21g
- 日本酒…3.5~4.9g
- ビール…3.1~4.9g
- ワイン赤…約2.0g
- ワイン白…約1.5g
- 焼酎(甲/乙)…0.0g
- ウイスキー…0.0g
- ウォッカ…0.0g
- ジン…約0.1g
- ラム…約0.1g
たとえば焼酎やウイスキーをソーダで割ったサワーやハイボールなどのカクテルは、太りにくいお酒と言えるでしょう。逆に日本酒やビールには糖質が多く含まれており、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒はほとんど含まれていません。
②飲む前に何かお腹に入れておく
お酒を飲む前に何かお腹に入れておくこともお酒で太らないための対策となります。
空腹の状態でお腹を飲んだあとにおつまみを食べると、アルコールのカロリーから先に消費するためおつまみのカロリー消費が遅くなり脂肪が蓄積されやすくなります。
また胃に固形物が入っていない状態でお酒を飲むとアルコールによって分泌される胃酸で胃が荒れるのを防ぐため脳が食欲増幅させ胃に固形物を取り込もうとします。
これを防ぐためにはお酒を飲む前に軽食を摂っておくことが効果的です。たとえば飲酒する前にチーズの入ったサンドイッチなどを軽く食べておくと胃酸で胃が荒れることを防ぎ、また飲酒で失われる炭水化物や塩分や糖質を摂取できます。
③お酒と経口補水液を一緒に飲む
お酒で太らない方法として、お酒を飲む際に一緒にチェイサーとして経口補水液を飲むとお酒によって失われる塩分や糖質を補うことができます。塩分や糖質が体内に留まることで身体がカロリーや炭水化物を欲しなくなるとされます。
またお酒を飲んだ次の日の二日酔いの予防にも経口補水液がおすすめです。二日酔いは飲酒による脱水症状が原因であるため経口補水液をチェイサーにすることで水分や塩分、糖分を補給でき初期の脱水症状からの回復に役立ちます。
家でお酒を飲むときは種類と飲み方に気をつけて!
家飲みはつい自宅だからと安心して飲み過ぎてしまい、それに便乗して食べ過ぎてしまうとお酒太りする可能性は大です。特にお酒が好きで毎日の晩酌が楽しみという方はお酒の種類と飲み方に気をつけることでお酒太りは予防できるでしょう。
ただし、直接的に太る原因にはなりにくいといっても健康的に体型を維持したいのであれば量は多く飲まないに越したことはありません。お酒は計画的に飲み過ぎないよう気をつけましょう。