やる気の出し方・継続するコツを伝授|まずは動き出すことが一番大切!

目次
現代人はいつでもやることがたくさんあります。勉強・仕事に、一人暮らしなら家事もしなくては生活できません。
やらなければいけない事ほどやる気が起きない状態の自分を変えたい!
そんな人に向けて今回は「やる気の出し方」「やる気キープのコツ」を伝授しましょう。
やる気の出し方がわからない!
そもそもなぜやる気が起きないのか、まずはそこからアプローチしてみましょう。
やる気が起きない原因は、自分の置かれている状況や体調が影響している場合があります。
ざっくりと3つに原因をわけましたので、自分に当てはまる状態がないかチェックしてみましょう。
評価してもらえない・やる必要を感じない
まずは、対外的な要因です。
他者からの評価がモチベーションに直結しているため、自分一人しかわからないような部分に対してのやる気が起きないタイプです。
このタイプの人は、家に誰かが来ることが予定にないときの部屋掃除や、自分のためだけの食事の準備などがおろそかになりやすいのではないでしょうか。
家事や下準備などは誰にも見られることがないので、褒めてもらえることがなく価値を感じることができません。
逆に、仕事や勉強などを頑張っていても正当に評価してもらえなかった経験から、価値を見出すことができなくなってしまい、やる気が出ない状態になってしまう人もいます。
さらに、周囲からのプレッシャーから、逆に動きにくくなってしまう人もいます。
どのタイプも他者の視線を気にしすぎている状態なので、意識を自分に向けるように変えていきましょう。
精神的な面からやる気が出ない人に共通して意識してもらいたいのは、「自己評価・自己肯定」です。
評価を誰かにゆだねるのではなく、「自分がその頑張りを見ていた」「自分なりに頑張った」ことを認めることに価値をみつけることで意識を変えることができます。
集中ができない
集中できないことで作業が進まず、やる気が落ちていく人も多いです。
最近疲れていたり考えることが多くなりすぎていませんか?
寝不足であったりと脳が疲れている時は、集中もしづらく作業効率が落ちてしまいます。
さらに体が疲れている時は、心も疲れやすくやる気も落ち込みやすいです。
一度休憩をとってリフレッシュしたりと、作業のマンネリ化を防ぎましょう。
もちろんだらだらと休憩をとっても作業に戻ることが難しくなるので、時間を決めたりと工夫が必要です。
また、体調が悪い時や疲れがたまってきている時には、早めに休む日を作りましょう。
1日回復のために休んでリフレッシュした状態での方が集中力もあがりますし、長期的にみたら効率よく進めることができます。
面倒だからやりたくない
動くことが面倒になって物事を後回しにしてしまうタイプが一番厄介です。
モチベーションが起きないことを天気やタイミングなど「なにかのせい」にしていませんか?
やるべきことに対して価値がわからないなど、作業に対して納得ができない場合もあるでしょう。
これらはさぼり癖がついてしまっている人に多い状態です。
さぼり癖を放置してしまうといざという時に動くのを面倒がってしまったり、時間を有効的に使うことができず本当にやりたかったことができなくなってしまうなど、悪い方向にしか作用しません。
この後解説しますが、やる気は動くことで出てきます。
まずは何でもいいので、行動することから始めましょう。
やる気を出したい時はまず動く
実は、やる気はどこからか湧いて出てくるものではありません。
やる気というのはそもそも、行動したことで出てくるものです。
やる気を出す方法というのはつまり、まず動きだすことが前提だということを覚えておいてください。
しかし、その「動き出すこと」が難しいと感じる人は少なくありません。
まずは自分が動き出すためのトリガーを作りましょう。
5カウントで動き出す
行動について考えはじめると、「やらない理由」や「やりたくないという意識」に思考が向かってしまいやすくなります。
マイナス方面に思考を向けずに行動するためには、考える時間を脳に与えずに行動を始めればよいのです。
そこでおすすめなのは、5カウントです。
何かやらなくてはいけない事を始めるとき、「5秒カウントをして動き出す」という癖をつけましょう。
動き出す前の5秒では思考がまだマイナスの方向に向かっていないので、その隙に動き出すことで自然とその後に行動と思考がついていきやる気が出てきます。
動き出すきっかけを作る
直接やるべきことに繋がらなくても、体が動き出せば自然とその先の行動に繋がります。
まずはストレッチをしてみたり、机の上を整頓してみたりと、動き出すきっかけを作ってみましょう。
やりたいことのリストアップもおすすめです。
動き出すルーティンができると、やる気に関係なく行動を開始できるようになります。
笑顔をつくる
体を動かすのが億劫なら、まずは顔だけでも動かしてみませんか。
無理矢理でもいいので、その場で笑顔を作ってみましょう。
心と体は連動しているので、笑顔を作ると体は「楽しい」と錯覚して動き出しやすくなります。
ガッツポーズでも同じ効果が得られますので、気合を入れたいときにやってみてはいかがでしょうか。
動き出したやる気をキープする方法
最初の一動作から動き出すことができたら、今度はそのやる気をいかにキープするかが重要になってきます。
やるべきことや目標が設定できていれば、それに向かって動くことができます。
集中が切れたりマンネリになってきたら、息抜きや他の作業に切り替えてメリハリを出しましょう。
目標を設定する
ここで言う目標は、「試験に合格する」といった大きな目標ではありません。
大切なポイントは、今から行う作業の「現実的な目標」を決めることです。
勉強や仕事なら「5分だけやろう」「1ページだけ進めよう」でOKです。家事なら、「お皿1枚だけ洗う」「自分のまわりだけ片付ける」などはどうでしょうか。
コツは調子がどれだけ悪くてもできるであろう最低ラインの目標を作ることです。
その目標をクリアした頃にはやる気が出てきて、作業を進められる気分に変わってきます。この調子で進められそうなところまでもう少し続けてみましょう。
小さな成功体験を積み重ねることで、自信がついてくるのでおすすめです。
やるべきことを整理する
やるべきことが漠然としていると、優先順位や作業の全体量がわからないことで作業効率が悪くなります。
まずはしなくてはいけないことを把握するために一度リストを作ってみましょう。
視覚化することでいま抱えているタスクが明確になり、優先順位も確認しやすくなります。
やる気が起きていれば「やるべきこと」から、まだやる気が起きていなければ「今一番やれそうなこと」に取り掛かってみましょう。
タスクをクリアしたら消していくようにすると、自分がどれだけ作業したかが見てわかるので達成感を感じられます。
気分転換をする
作業がマンネリ化してくると集中が途切れたり、やる気が落ちてしまいます。
集中できない状態は脳が疲れてきたサインなので、一度気分転換をしてメリハリをつけましょう。
五感を違う面から刺激することを意識して、飲み物や食べ物をとったり、BGMや場所を変えてみたり、いい香りを嗅いでみると良いでしょう。
別の作業に変えることで気持ちを切り替えることができますので、時間を区切ってうまくメリハリをつけましょう。
例えばデスクワークが続いていたならストレッチや家事など、体を動かすことを挟んでみてはいかがでしょうか。
気分転換は休憩することだけではありません。うまく切り替えてやる気をキープしましょう。
やる気を出したい時の3つのキーワード
ここまでの話を踏まえて、やる気を出したいときに思い出して3つのキーワードをまとめました。
この3つの言葉が、踏ん切りをつけて動き出す合図になってくれるでしょう。
また、口に出したり人に宣言することで、耳からも脳へ信号が届かせることができるのでより効果的です。
「5分だけやろう」
現実的な目標をつくることは有効だとお伝えしました。
人は行動を始めてから5~10分で作業に対して興奮状態になり、行動に対しての心理的なハードルが下がります。
動き出せさえすれば、そこからはスムーズに作業をすすめることができるでしょう。
やる気が出ない時の最大のハードルを越えるために、「5分だけやろう」をやる気を出すトリガーとして覚えておいてください。
「いまからこれをする」宣言
心と体は連動しているというお話をしました。
ぜひ笑顔を作ってガッツポーズをして高らかに「いまから〇〇をするぞ」と宣言してみてください。
そのまま考えずに1歩動き出せば、そこからやる気が出てきます。
家の中で一人宣言するのが寂しいと感じる人は、SNSで人に宣言を聞いてもらうのもいいでしょう。
作業を済ませたら結果報告もして、「やったこと」がわかるようにしていくと作業日記のかわりにもなります。
「これならできる」
その時の体調や気分によって、やりたいこととやりたくないことがあるのは当たり前のことです。
よほど切羽詰まっていないのであれば、やりたいことから先に済ませても良いのです。
今の状態で「これならできる」と思えるものから進めてみましょう。
成功体験を積み重ねることで、行動のハードルはどんどん下がっていきます。
やらなくてはいけないことを済ませることができたら、ご褒美などで自分を労わりましょう。
まとめ:やる気は後から湧いてくる!1にも2にも動き出そう
これまでにやる気がないとぐだぐだと過ごしてしまった経験はありますか?
やらなければいけないことを先延ばしにしてだらだらと過ごしてしまったがために、本当にやりたかったことができずに1日が終わってしまうなんてことも心当たりがある人も多いのではないでしょうか。
「やる気」というのは勝手に湧くものではなく、行動についてくるものです。
自分のエンジンをかけるのは自分しかいません。まずは小さなことを少しだけでも始めてみましょう。