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一人暮らしの引越し先の挨拶の方法を解説!そもそも必要なの?

目次
一人暮らしを始めるときに多くの人が迷うのが、「引越しの挨拶ってどうすればいいの?」ということではないでしょうか?
また、最近は近所付き合いをしない人も増えており、そもそも挨拶が必要なのかも疑問です。
今回は一人暮らしの引越しの挨拶の方法や、挨拶の必要性について解説します。
一人暮らしの引越し先での挨拶って行くべき?
一人暮らしの引越しの挨拶は必要なのか、判断が難しいですよね。
本来、引越しの挨拶は気持ちの良い近所付き合いには欠かせないものです。
どんな人が引っ越してきたのか不安に思うご近所さんもいるので、一言挨拶を交わすだけでも印象は大きく変わってくることでしょう。
また引っ越してきた側としても、思わぬ災害や事故が起きた時に隣人や近所の住人をまったく知らないというのは不安です。
どんな人が近くに住んでいるのか、知っておくのは良いことだといえます。
しかし若い人のなかには「近所付き合いをしたくない」という人もおり、集合住宅では挨拶をしないという人もいます。
新型コロナウイルスの流行によって、突然の訪問者に抵抗がある人はますます増えているでしょう。
後々気まずい思いをしないためにも挨拶をしておいた方が無難ではありますが、必ずしないといけないものではありません。
迷った場合には、大家さんにだけ挨拶しておくのでも良いでしょう。
引越しの挨拶をするメリット
引越しの挨拶をするメリットには、次のようなものがあります。
- 好印象を与えられる
- 近所トラブルを起こしにくくなる
- 災害や事故の時安心感がある
引越しの挨拶をする事で、好印象を与えられます。とくに年配のかたは、「若いのにしっかりしている」「礼儀正しい」などといった印象を持ちやすいようです。
万が一迷惑をかけてしまうようなことがあったときも、顔見知りだから許してもらえることが増えるかもしれません。
また災害や事故が起きた時など、困った時に頼りやすくなるのも大きなメリットのひとつ。
仲良くなるとまでは行かずとも、近所と顔見知りになっておくだけでも良い事はあるのです。
引越しの挨拶をしないデメリット
引越しの挨拶をしない場合、このようなデメリットが考えられます。
- 非常識だと思われることがある
- 騒音などでトラブルになりやすい
- 何かあった時に頼れる人がいない
年代によっては「引越しの挨拶は当たり前だ」と考えている人もいるので、挨拶をしないと非常識だと思われてしまう可能性があります。
また気が付かないうちに騒音などで迷惑をかけていた際などは、顔見知りであれば直接やんわりと注意してくれるかもしれません。
しかし挨拶をしておらず面識がない場合は、管理人や管理会社に報告が行ってしまう可能性が高くなるなど、思わぬトラブルへとつながってしまうこともあるでしょう。
引越しの挨拶をしないことで、発生してしまうデメリットもあるのです。
一人暮らしの引越しで挨拶に行くべきではないパターン
「引越しの挨拶をするメリット」や「引越しの挨拶をしないデメリット」を紹介しましたが、どんなときも必ず挨拶をしなければならないわけではありません。
場合によっては、挨拶に行くべきではないケースもあります。
そこで、ここからは「挨拶に行くべきではないパターン」を紹介します。
女性の一人暮らしでは無理をする必要はない
女性の一人暮らしは、防犯上の理由から行かない方が良いといわれることが多いです。
挨拶に行くことで女性の一人暮らしであることがわかってしまい、ストーカーや空き巣のターゲットにされやすくなるからです。
とくに単身用アパートなどでは、同棲や既婚などと誤魔化せないのでリスクが高まります。
もちろん、男性の場合も防犯上の理由で挨拶に行かないのは間違いではありません。
怖いと感じるのであれば、無理して挨拶に行く必要はないでしょう。
不安な場合は、家族に付き添ってもらうのも良いかもしれません。
タイミングが合わない場合は無理をしない
ライフスタイルの違いなどで挨拶に行ってもタイミングが合わず、住人に会えないこともあります。
そんな時は何回も行かず、
「隣に越してきた○○です。ご挨拶に伺いましたがお留守のようなので手紙で失礼いたします。どうぞよろしくお願いします。」
などと紙に書き、ポストに入れておくのがおすすめ。
もしかすると、近所付き合いを避けている人や、防犯のために知らない人が来ても出ないと決めている人かもしれません。
その場合、何度もチャイムをならすのは迷惑になってしまいます。
2〜3回訪ねて不在だった場合は、挨拶をするのを潔くあきらめましょう。
挨拶する場合のポイントと最適なタイミング
挨拶をすると決めたら、次に気になるのが挨拶の方法やマナーではないでしょうか?
とくにはじめての一人暮らしをスタートする方は、ドキドキしてしまいますよね。
そんな方も安心して挨拶ができるように、引越しの挨拶の方法とポイント、タイミングなどを紹介します。
誰に挨拶するべきか
挨拶をする際にまず決めることが、「誰に挨拶するか」です。
一般的には集合住宅では自分の部屋の上下左右、合計4軒の部屋に挨拶をするのが良いと言われています。
なかには上下2軒に加えて同じフロア全室に挨拶をする人もいますが、2軒隣から先はどちらでも大丈夫です。
基本的には、自分の生活音が聞こえる可能性の高いお部屋に挨拶に行くという考え方でOK。
また管理人がいる場合は、大家だけでなく管理人にも必ず挨拶をしておきましょう。
挨拶に行くタイミング
挨拶に行くのは、引越し当日がベストです。
引越し業者の出入りや家具の搬入で、上下左右のお部屋に迷惑をかけている可能性があるからです。
同じ理由から、引っ越し前でも構いません。これからうるさくしてしまう、またはうるさくして申し訳ないというお詫びの気持ちで、引越しの前後に一度回ると良いでしょう。
挨拶は遅すぎるとよくないので、引越し1週間後までに挨拶を済ませてしまうのがおすすめです。
時間帯は、朝早すぎない10時から夜は遅すぎない19時ごろまでとし、12時や18時ごろの食事の時間は避けてください。
引越し挨拶にふさわしい品物と相場は?
引越しの挨拶の際は、手土産(粗品)を持って行くのが一般的です。
渡すものはお菓子でも構いませんが、食べ物よりもタオルや石鹸などの消耗する日用品が良いといわれています。
引越しの挨拶は気兼ねなく受け取れて、お返しが必要のないものを選ぶのがマナー。
金額としては500円程度のものが一般的で、高くても1,000円以下に収めるようにするのが良いです。
また、手土産にはできるだけのしをつけましょう。外のしと内のしはどちらでも構いません。
水引は紅白の蝶結びを選び、上段に「御挨拶」または「粗品」、下段には名前を記載します。
なんて挨拶すれば良い?
いざ挨拶へ行く前に、なにを言うか考えておきましょう。
この度〇階の〇号室に引っ越してきました、〇〇と申します。どうぞよろしくお願い致します。
引越し作業でうるさくしてしまいまして、申し訳ございませんでした。(この後引越し作業で少しうるさくなるかもしれませんが、ご容赦ください。)
こちらほんの気持ちの品ですが、よろしければお使いください。
この3つの挨拶を組み合わせるとちょうど良い挨拶になるのではないでしょうか。
緊張する人も多いと思いますが、簡単な挨拶ですのでサッと済ませてしまいましょう。
挨拶をするかどうか迷ったら
ここまで読んで、挨拶をするかどうか迷う方も多いのではないでしょうか?
迷った時は一人で悩まず、管理会社や大家さんに相談してみましょう。
住んでいる地域や住人の年齢層などによって、挨拶のタイミングや習慣などは異なるものです。
相談すれば、
「ここの方は挨拶をする人が多いですよ」
「〇〇さんには挨拶しておくと良いですよ」
などと、教えてくれるはずですよ。
一人暮らしの引越しの挨拶は、状況に合わせて考えよう!
一人暮らしの引越し先での挨拶について紹介しました。
引っ越しの挨拶は、時代や地域によって考え方が違うので、一概に「するべき!」「必要ない!」とは言えません。
無理はせず、自分や周りの状況に合わせて考えるようにしましょう。